子供も大好きな柏餅!
粒あん、こしあん、白あん、どれもとても美味しいですが、子供から「かしわもちの葉っぱって食べれるの?」と聞かれて答えにつまってしまいました。
そういえば葉っぱは食べられるのか、良く自分でも知りませんでした。
桜餅の葉っぱは塩漬けしているので食べられるのは知っていましたが、柏餅はどうなのか疑問ですよね。
堅そうだし、塩漬けしているようでもないです。
そこで、柏餅の葉っぱをみんなどうしてるのか、食べても良いのかどうかを調べてみました。
また、食べている地域などもあるようなので比較して見たので、早速紹介していきます。
柏餅の葉っぱ、みんなどうしてる?実は美味しい?かしわもちの食べ方とは!
結論から言うと、柏餅の葉っぱは世間一般的には食べないもの、とされています。
そもそも柏餅に葉っぱを巻くというのは、食べるためではありません。
もともとは縁起かつぎとして使用されていました。
それだけではなく、柏の葉には4つの目的があって使用されていること、知ってびっくりです!
柏のはっぱが付いている目的:抗菌作用
柏の葉っぱに含まれる「オイゲノール」という成分には殺菌作用があるといわれており、菌の繁殖を防ぎ、傷みづらくするために昔からの智恵で使われています。
柏のはっぱが付いている目的:保湿効果
2つめは保湿効果です。
餅はそのまま置いておけば乾燥してカチカチになり、食べづらくなってしまいます。
昔は電子レンジなどありませんから、なるべく乾燥を防ぎ、美味しく食べられるように葉っぱでくるむようになりました。
柏のはっぱが付いている目的:香り付け
日本のわびさびですよね。
柏餅をただお餅として食べてももちろん美味しいのですが、柏の葉でくるむことにより、口に運んだときに鼻に抜けるなんとも言えない良い香りがします。
ほのかな香りが五月の晴れ晴れとした青空にぴったりのすがすがしさで、食べる人をおいしさで包みます。
柏のはっぱが付いている目的:手の保護
柏餅をそのまま持ってしまうと手がベタベタしてしまいますよね。
ましてや端午の節句に子供が食べるものなので、なおのこと手が汚れるのが気になりますよね。
でも柏の葉っぱがまいてあれば、手で持って食べるのもかんたんです。
小さい子でも食べやすくできており、よく考えられた食べ物ですよね!
いっぱい買って余ったときには、こんな方法で保存できますよ⇒ちまきや柏餅の保存方法は?冷蔵庫でOK?冷凍保存しても美味しく食べられる?
柏餅を葉ごと美味しく食べるには
柏餅を葉ごと美味しく食べるには以下の処理をしてから食べましょう。
1:水で洗う、またはお湯につける
2:蒸す
水で洗うか、お湯に10分~15分ほどつけると少し柔らかくなるので、すじっぽさが消えます。
また、蒸すときは柏餅ごとむすと葉っぱがしんなりしてそのまま食べることができます。
それでも葉っぱがかためなので、少し筋は感じるかも知れません。
柏餅の葉っぱを食べてしまったら?何か体に影響はあるの?!
柏餅の葉っぱを万が一食べてしまっても、体に害のあるような成分はありません。
安心してください。
しかし、あまり美味しいものではないので後味がよくない、スジが多く、かたいので消化に良くない、などの作用はあるでしょう。
しかし、食中毒などになる心配はありません。
最近では本物の葉っぱを使わず、抗菌作用のあるプラで出来た葉っぱを使用している柏餅もありますよね。
昔、給食で出た柏餅に人口の葉を使用して食べてしまったというニュースがありました。
一応そのまま、トイレで体からでてくるという見解でしたが、ちょっと怖いですよね。
何も知らずに子供は食べてしまうこともあります。
さすがにプラスチックを食べてしまったら大変なので気をつけましょう。
柏餅の葉っぱを食べる地域があるって本当?どこの地域?
自分は食べないけれど、友達や彼氏、夫は食べるってパターン、ありますよね。
これって、地域差なのかな?と思って、調べてみたところ、柏餅の葉っぱを食べるという地域は特にありませんでした。
柏餅を葉っぱごと食べる、と言う人はどちらかというと各家庭で食べるものだと教えられてきたなどの意見が多く、地域に偏りがあるような見解はありません。
また、やはり一般的には食べない、美味しくないという印象が強く、食べるという情報は少なかったです。
ちなみに、かの昭和天皇は柏餅を葉ごと食べ、葉脈だけ残し「美味しくない」と言い残したそうですよ。
柏餅を美味しく食べる方法:まとめ
おいしくて子供も大好きな柏餅ですが、葉っぱをもしも食べるとしたら、天然の葉なのか、プラで出来たものなのか良くチェックして言い聞かせましょう。
でも天然の柏の葉も、あまり美味しいものでもないので、無理せずに中のオモチを美味しく食べた方がいいかもしれませんね。