赤ちゃんと一心同体の妊婦期から、命がけの壮絶な出産を終えて、生まれたその時からよーいスタートで始まる子育て。
誰がなにを教えてくれるわけでもなく、わからないことや心配なことは本を読んだりネットで調べたり、親に聞いたりとすべて手探りの子育ては、毎日緊張の連続ですよね。
出産で体はボロボロなのに毎日3時間おきに授乳をするからずっと寝不足だし、初めは要領も分からないから朝から晩まで赤ちゃんにぴったりつきっきりで、ゆっくりお茶を飲む時間もなく、生まれる前まであった自分の時間を上手く作ることが難しい。
それなのに旦那は帰ってくるのが遅かったり、休みの日は「俺だって休ませてくれよ」と言って家事育児共に協力してもらえず、もうストレスの限界で叫んで逃げたい!
子育てストレス:わが家の場合
うちは飲食店の自営業だったので、子供が生まれる1週間前までお店に立ち続け、やっと実家で落ち着けるか・・・
と思いきや頼りない旦那からは毎日の「店のこれはどうするや?」「バイトがこんぞどうなっとる」「片付けしんどいわ助けてくれや」などの電話地獄でした。
妊娠が分かった頃に自営業を始めると言い出した旦那は仕事をすぐやめて準備に取り掛かったのですが、その間収入はゼロに。
それでは困るとつわりがしんどい中バイトに出ていた私にいたわる言葉もなく、たまに頼ると「俺は召使いじゃないぞ!」と言われる有様だったので、この男を選んだのは失敗だったなと何度も思いました。
とうとうストレスでママが壊れた
そんな頼りない旦那と初めての子育てと不安定な自営業という仕事のストレスで、私はとうとう壊れてしまいました。
髪をかきむしり、叫び、泣いて、旦那に怒鳴り散らして、自分の頭を壁に打ち付けてドアを蹴ったり殴ったりする。
まさにヒステリーを起こしてしまったのです。
私がヒステリーを起こした時は、
私のことを助けてくれる人は誰もいない!
こんなに頑張っても誰にも認められない!
それどころか、もっと上を要求されて頑張っても頑張っても報われない!
という気持ちでした。
子育てヒステリーを起こす人
ヒステリーを起こす人は精神異常なのではなく、自分は誰にも頼れないのに頼られてばかりで、それを断ることもできずに全力でこなそうとしてしまったり、全てを抱え込んで、自分が我慢すれば丸く収まるんだから我慢しなきゃ。と思ってしまうような、キャパオーバーなのにもかかわらず頑張り続けてしまう人に起こるそうです。
まさしく、私がそうでした。
そこから私は、実家のサポートを受けたり、旦那に反省させたりと、少しずつ落ち着きを取り戻していきました。
魔法の言葉「まあ、いいか」「こんな日もあるか」
そんな私のが見つけた、ストレスで壊れてしまう前に、上手く緩和させる魔法の言葉があります。
それは“まぁいいか“と“こんな日もあるか“です。
私はずっと、私はこんなに頑張ってるのにどうして旦那は頼りないし頑張らないし、なんでこんなにダメダメなの!?と思っていました。
そのため、顔を見るだけでイライラしたり、ぐうたらしている姿をみて舌打ちをしたりしていました。
こんな奥さんには、旦那さんも優しくできないですよね。
今は少し反省していますが、その頃はそんな余裕もありませんでした。
ですがこのような考えと態度では、自分を追い詰めて苦しめるだけだと思ったある日
私は、「旦那がこんな日もあるか。まあいいか」と心の中で唱えたのです。
すると不思議とイライラは軽減されて少し気持ちが楽になったのです。
ヒステリーを起こすくらい頑張りすぎてしまった自分は自分に対しても相手に対しても高いレベルを求めすぎていたのだと思いました。
また、子供のオムツを変えている途中でお漏らしをしてしまった時、
今までだったら「汚れちゃうし洗濯しないといけないしもう!!」と思っていたのですが
「あちゃー。こんな日もあるか」と考えることで、毎日がこうではない、今日はたまたまこんな感じになってしまっただけだと思えてイライラもなくなったのです。
ストレス解消法って・・・
ストレス解消法と探しても、
友達と遊ぶとか
趣味に没頭するとか
美味しいものをたくさん食べるとか
すぐできなかったり1人じゃないとできなかったりすることばかりじゃん!
と思っていたのですが、この魔法の言葉を唱えることで、不満やイライラをすーっと外に流すことができるようになりました。
それからは子育てにも余裕を持てるようになったし、旦那は相変わらず頼りないですが、それでもちょっとずつ子育てや家事に協力するようになってくれました。
まとめ
子供は本当に天使のように可愛いし、子育ては面白い事や楽しいことがいっぱいです。
ですが自分が健康で幸せじゃないとそう考えることが出来なくなってしまいます。
それはとてももったいないことです。
掃除が手抜きになってもまぁいいか。
ご飯が買ってきたお総菜だけどまぁいいか。
部屋がオモチャで散らかってるけどまあ、いっか。
片すの面倒くさいならたまにはそのままでもいいんです。
ポイントは余計に頑張らないこと。
だってママは、今でも十分頑張ってるんだから。
母は強しという言葉がありますが、私はあの言葉が嫌いです。
母は強くあらねばならないという呪文に聞こえてくるからです。
ママだって弱いし頼りたいし助けてほしいんだから。
主婦業は誰にも褒められないし、むしろやって当たり前だと思われがちですが、そんなことないんです。
ママは毎日がむしゃらに時には無理して頑張ってるんです。
だからたまには“まぁいいか“”こんな日もあるか“で丁度いいんです。