「共働きが多い中、専業主婦をさせてもらえるなんて良い旦那さんね」
「旦那さんが外で働いてくれる分、家事や育児は1人でして当たり前」
両家の親や世間の反応を見ていると、どうしても専業主婦なんだから出来て当たり前でしょ?と思われてしまっているように感じます。
専業主婦だから、の、子育ての悩み
実際に専業主婦の私自身も、「旦那は仕事で疲れてるから、家事や育児をお願いするのは申し訳ないな…」なんて思ってしまいます。
フルタイムで働きながら家事や子育ても頑張っている友人たちの話を聞いていると、専業主婦の私は時間に追われる事も少なく、余裕のある生活が出来ていると思います。
余裕があるからこそ、より良い子育て、を求めてしまうこともありますよね。
ですが、専業主婦だからと言って家事や子育てを余裕にこなすことが出来る訳ではありません。
初めての育児は毎日手探りの状態で、小さなことが気になって不安になってばかり。
「母乳の量は足りているのかな?」「どうして泣き止んでくれないの?」「離乳食はどうしたら食べてくれるかな?」など、日々いろいろなことに悩み、上手くいかずに落ち込むことが何度もありました。
それでも、「母親なんだから何とかしなきゃ!!」という思いで、インターネットで調べたり、子育て支援センターに行って保育士さんにアドバイスをもらったり、試行錯誤しながら少しづつ子育てに慣れていきました。
専業主婦なんだからできるでしょ?という視線
「母親だから出来て当たり前でしょ」「俺は無理だよ」という態度の旦那。
そんな態度の旦那にイライラする時もありましたが、「毎日深夜まで働いてくれている分、たまの休みはゆっくり休んでほしい」という思いが強かった私は、文句も言わず、一人で子供の面倒を見ていました。今思えば、これも専業主婦の陥りやすい点ですね。
仕事をしながら家事や育児も一人で完璧にこなす母親を幼い頃から見て育った私は、「母親は、家事・育児をしながら働くもの」という思いがありました。
そのため、働きに出ていない分、家事や子育ては完璧にしないとという気持ちが強かったように思います。
旦那に子育ての悩みを相談したり、不満を口にしたりすることはせず、一人で抱え込んでストレスを溜めてしまっていた私。
心の余裕が無くなってしまっていたせいで、子供のちょっとしたことでイライラしたり、何もかもが嫌になって泣いてしまったりするようになりました。
「このままではマズイ!」
イライラが募ってしまったある日、ついに旦那に子育てが大変だということを話しました。
旦那は私の話を聞くまで、「特に何も言ってこないし、他の家もこんな感じなんだろう」としか思っていなかったようです。
「お願いされないし、何をやっていいか分からないから手を出せなかった」と言うのを聞いて、勝手に1人で頑張って、旦那を頼ろうとしなかったのにも問題があったんだったと気がつきました。
私が話をした後は、夫も、少しづつ子供のお世話の仕方を覚えてくれて、率先して面倒を見てくれるようになりました。
今から思えば、「私がするのが当たり前!」と気負いすぎて、旦那を全く頼ろうとしなかったのが問題だったんだろうなと思います。
旦那が協力してくれるようになった
休日だけでも旦那が子供の相手をしてくれるようになったおかげで、家事を中断されることなく終わらせることが出来るようになったり、自分のタイミングでトイレに行けたり、一人でゆっくりお風呂に浸かることが出来るようになりました。
子供が産まれるまでは当たり前に出来ていたことなのに、とても幸せに感じました。
つくづく、男性には、夫には、はっきりやってほしいこと、やってほしくないことを言わないと分かってもらえないのだな、と思いました。
「私がこんなにつらいんだから、察してほしい」というのは、通用しないんですね。
自分のやりたい事が自分のペースで出来ないというが、相当なストレスだったんだと改めて感じました。
子育て支援センターの一時保育
また、月に何度か子育て支援センターの一時保育も利用するようになりました。
一時保育は、仕事をしている人や、どうしても預けなければいけない理由のある人だけが利用できる場所だと思っていたのですが、母親のリフレッシュ目的でも利用出来るとわかりお願いすることになりました。
実家が遠く、子供を旦那以外に預けて出かけるなどという経験なし。旦那にお願いする時も、近所のコンビニに買い物に行く間などの短時間だけで、いつも慌てて帰っていました。
初回は慣らし保育で2時間だけの利用でしたが、1人でのんびりってどうしたら良いの?という状態だったのを覚えています。
今では、月に何度かお世話になっていますが、数時間だけでも子供と離れて過ごす時間を持てることは良いストレス発散になっています。
他にもいろいろなストレス発散方法を試しましたが、子供を信頼できるところに預けて、完全に1人になれる時間を持つというのが一番のストレス発散になっていると思います。
「専業主婦なのに、自分の都合で子供を預けるなんて可哀想」
一時保育を利用するまでは、子供を預けることに罪悪感のような物を感じていました。
保育士さんに預けて出てくる時、離れるのがイヤで泣き叫ぶ子供の姿を見ると、申し訳ない気持ちになることもありました。
ですが、何度か通ううちに子供も慣れていきます。
同年代のお友達と触れ合うことで刺激を受けて、新しい事が出来るようになるなど、子供の成長面でも良いことがありました。
月に何度かだけとは言え、我が子のお世話をして、成長を見守ってくれる保育士さんがいるというのは心強いです。
思い切って一時保育を利用してみて良かったなと思っています。
専業主婦は、常に子供と一緒の生活。子供の成長を側で見守ることが出来るのは、とても幸せなことですよね。
ですが、常に一緒にいるからこそストレスに感じることもあるでしょう。周りの話を聞いていても専業主婦の人は、「私は専業主婦だから、自分1人で頑張らないと!」と思い込んでしまっている人が多いように感じます。
まとめ
もし、子育てがツライと悩んでいるなら、以下のことを心がけてみてください。
・自分だけで頑張ろうとしすぎない
・子供と離れて1人になる時間を持つ
・外で働く旦那に感謝しつつ、専業主婦も立派な仕事だと自信を持つ普段頑張っている分、たまには周りを頼って1人の時間を満喫しましょう。子供と離れてリフレッシュ出来た分、子供にやさしく接することが出来るでしょう。
専業主婦の奥さまをお持ちの旦那さんへ
あなたの奥さまは、1人で頑張りすぎていませんか?「うちは、何も言ってこないし大丈夫」と思っていても、もしかしたら無理しているかもしれません。
いつも仕事を頑張っている分、休みの日は家でのんびりしたいと思います。
でも、子育てはママが1人が頑張るものではなく、パパの力も必要!!子育ての悩みは夫婦で協力して解決するべきです。
パパとママがお互いに感謝しあい、協力しながら子育てをする姿は、子供にも良い影響を与えてくれるはずですよ(^^♪