最近では、近くの公園でもパパと遊んでいる姿を見たり、買い物をしていてもパパが子どもをだっこしたり、おんぶしたりする姿をよく見るようになりました。
私の母親が子育てをしていた時代では考えられなかったことのようです。
イクメンという言葉が珍しい言葉ではなくなってきて、
世間では男性も育児に積極的になってきていると言われているような気がしますね。
ではみなさん、実際にどのくらい男性が育児休暇を取得しているか知っていますか?
国の調査によると…なんと、
育児休暇を取得しているパパはたったの2.65%!
100人パパがいて3人未満!
少ないですよね。
これでは男性が育児に積極的になってきているとはなかなか言えないのではないのでしょうか。
わが家では、第2子が誕生したときに育児休暇を取得しました。
今回は育児休暇を取得し実際に感じたメリットやデメリットについてお話していきます。
育児休暇を取得するメリットとは?
やっぱり、1番のメリットは
“夫婦で子育てができて、子どもの成長を間近で感じることができること”
だと思います。
育児って24時間365日間休みがないですよね?
ママが1日休みが欲しいと言っても、なかなかすぐに休めたりしませんよね。
休みがないということはママが1人ですべてをするということで、
特に第一子の時には、慣れない育児でママのストレスと緊張はマックスになります。
最初はみんなそうですよね?
寝てくれない赤ちゃん、泣き止まない赤ちゃんを前に新米ママ・パパにはなすすべもありません。
でも、パパが育児休暇を取ることでそんな状況はすぐ改善できます。
パパも最初は役に立たないながらも(笑)
赤ちゃんを抱っこしてウロウロすることはできます。
その間にママは産後の体をゆっくり横にすることができるのです。
パパにできないのは、授乳だけ!!
泣いているのをあやす、夜中に寝ているときにあやす、おむつを替える、ご飯を食べさせる、お茶を飲ませる、公園やテーマパーク、施設に遊びに連れていくなど
育児休暇をパパが取得していれば、全てをパパと分担することができます。
私たち夫婦も、特に育児休暇中には、夫婦で子育てをすることで
自然と夫婦の会話も増え、「最近よく笑うようになったね」とか、
「寝返りもできるようになったね」とか、
「最近好き嫌いが出始めて野菜を食べなくなったね」など、
自然と子どものことについて話すことが多くなりました。
夫婦の仲も深まり、ずっと子どもと一緒に過ごしていると
子どもの成長を身近に感じることができます。
その成長を間近に感じることができることは非常に大切で、何よりも嬉しいことです。
また、テーマパークや施設に行くときに混んでいないこともメリットだと思います。
休日に家族サービスをしてテーマパークに出かけても、
どこも人が多くてガッカリした気持ちによくなってしまう経験はありませんか?
でも育児休暇を取得して平日に出かけるとどこも人が少なくて、
子どももゆっくり体験することができますよ。
育児休暇を取得するデメリット
これまで育児休暇を取得するメリットについて書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。
男性が育児休暇を取得することへの抵抗
最大のデメリットは世間的に、男性が育児休暇を取得することへの抵抗があることだと思います。これがやっかいです。本当にやっかいです。
先ほども言いましたが、男性で育児休暇を取得したのはたったの2.65%しかいません。
繰り返しますが、100人パパがいて、3人も取っていないんですよ。
取れないのか、取る気もないのか、制度そのものを知らないのか…それはわかりません。
だから抵抗があるのは当然かもしれません。
30代くらいの方は少しは理解があるような気がしますが、50~60代くらいの上司にはまだまだ「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という人が多い気がします。
古い考えですが、でもそれが現状ですね。
古い考えばっかりの人たちに理解してもらうのは難しいです。実際難しかったようです。
わが家では、夫が第2子妊娠前から育児休暇を取得することを決めていました。
夫の勤務先では、男性が育児休暇を取得した前例がありませんでした。
★★★★以下、夫の育児休暇奮闘記です★★★
昇進していく人=たくさん会社にいて仕事をしている人のイメージだったので、サラリーマンとして、怖い気持ちは当然あった。
給料が下がるのではないか?
昇進できないのではないか?
仲間内でいじめられたりするのではないのか?など心配は尽きなかった・・・
でも決意は固く、上司を説得することから始めることにしたんだ。
上司に育児休暇の制度について、取ることのメリットについて、家庭事情について、仕事の調整についてまとめレポートを提出し説得を繰り返した!
最初は「奥さん休みなんでしょ?じゃ、いらないよ」という反応ばかり・・・
それでも仕事場だけではなく、飲み会の場でも育児休暇を取る必要性を訴え続けたんだ。
同僚へも説得ですが、これはすんなりOK!をもらえた。
前例があれば、同僚も育児休暇を取るのがやりやすくなるから、同僚には反対する理由がないからね。(笑)
打ち合わせを繰り返したので、育児休暇の前の引継ぎはスムーズに運べたよ。
★★★★★★★★★
パパ、がんばりましたね^^
最大のデメリットは収入が下がること
最大のデメリットは収入が下がること、これにつきますね。
最初の半年間は基本給の67%%、そのあとの半年間は基本給の50%を国から支給されます。
働いていないので半分でももらえるだけましかもしれません。しかし、6か月目以降は半分の給料で生活していかなければなりません。これはしんどいです。
しかも子どもが生まれてからは何かとお金が必要となります。おむつ代、食事代、洋服代、施設やテーマ―パークで体験する費用など。
私の家では前もって家計を見直し安い保険に入り直したり、飲み会を減らしたり、晩酌代を減らしたりして前もって貯蓄をしておき、育児休暇を取得するようにしました。
それでどうにか生活することができました。
まとめ
育児休暇を取ることのメリット、デメリットについて書きました。
でもデメリットはパパ、ママが協力し頑張ることで解決することができることが多いと感じました。実際に育児休暇を取って、子どもとたくさん触れ合うことで、得られることはとてつもなく大きいです。
子供の成長はあっという間。著しい成長を見せる0~1歳の間を、家族一緒に過ごせたことはかけがえのない宝物です!
なので、頑張ってみなさんで育児休暇を取得していきましょう。