織姫と彦星が離れた理由は?七夕の由来が知りたい!

織姫 彦星 離れた理由 イベント・行事

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もうすぐ七夕。

子供たちに七夕のお話をする機会もありますよね。

七夕ってどんな日でしょうか。

子供たちによく話すのが、織姫と彦星が1年に一度会うための日、と言うことですよね。

でも子供に「どうして離ればなれなの?」

「なんで1年に1度しか会えないの?」

などと質問されると、私は思わずタジタジです。

織姫と彦星の話は神話なのでしょうか?それとも創作物語?中国から伝来した?

今回は織姫と彦星について紹介します。

織姫と彦星が離ればなれになった理由は?2人の関係とは?

織姫 彦星 離れた理由

織姫とは、こと座の1等星ベガ(織女星)

彦星とはわし座の1等星アルタイル(牽牛星:けんぎゅうせい)のことを言います。

天ノ川をへだてた二つの星にはこんなロマンスがありました。

★七夕祭りの基本になっているお話です★

天の川のほとりに、天帝の娘である織姫(織女)という美しい天女が住んでいました。

織姫の仕事ははたおり。

毎日休むことなく精を出していました。

織姫のおる布は、それは美しくみごとで、五色に輝く不思議な錦(にしき)でした。。

化粧一つせず、365日休む間もなく働く我が娘をかわいそうに思った父である天帝は、天の川の西にすんでいるこれまた働き者の彦星(けんぎゅう)という牛飼いの青年と結婚させることにしました。

2人は一目でお互いを気に入り、すぐに新しい生活を始めました。

しかし、今まで働き通しだった2人は、結婚してから毎日働きもせず2人で出かけたり遊んだりしてばかり。

機織りも牛飼いもちっともやらなくなってしまった織姫と彦星。

そんな姿を見て、てんていはすっかり腹を立ててしまいました。

元通り2人を離ればなれにしてしまいました。

「心を入れ替え、以前の通り仕事を一生懸命するなら1年に1度、七夕の夜に会うことを許そう」

としました。

織姫と彦星は泣く泣く離ればなれになることを承知し、以来2人は七夕の夜にしか会えなくなってしまったのです。

つまりもともと織り姫と、ひこ星は恋人ではなく夫婦という関係でした。

この伝説はもともと中国・漢の時代の古詩十九首という文献に初めて出てきたと言われています。

それが7月7日とどうつながったかは明らかではないのですが、中国で広まった七夕の伝説や行事が日本に伝わりました。

日本では、棚機津女(たなばたつめ)の伝説と合わさり、全国各地でいろいろな話が作られていきました。

 

 織姫と彦星が会えない理由は?年に一度必ず会えるの?

織姫 彦星 会えない理由

7月7日の夜には織姫と彦星は必ず会えるのでしょうか?

天帝との約束は一生懸命働けば、と言うことでした。

 

1年間頑張ったご褒美に会えるのですが、会えないときもあります。

それは雨が降ったときです。

雨が降ると、天の川の水かさが増し、織姫も彦星も川を渡ることが出来ず、会うことができません。

するとどこからか2人を哀れんだカササギたちがやってきて、天の川にカササギの橋をかけて会わせてくれるという話もあります。

また、ベトナムではそれがカラスで、カラスたちが橋を架けて会わせてくれると言われています。

国によって様々です。

 織姫と彦星にまつわる裏話とは?七夕に関わる逸話を紹介!

七夕の由来

七夕の話には地域や国によって様々な違いがあります。

それは口から口へと伝わってきたために一つだけではなくいろいろな話が加わり、色づけされていった背景があるからでもあります。

それをいくつかまとめました。

織姫と彦星には子供がいる??!

織姫と彦星は離ればなれになる前に一緒に暮らしていた時期もありました。

年に一度会うことも出来ますし、子供がいても不思議ではありません。

昔の人もそう思ったのでしょうか。

中国では、織姫の星と一緒に三角を作る二つの星を織姫の子供と呼んでいるそうです。

日本でも、七夕の話から生まれた羽衣伝説などで、天女が2人の子供を産む、などの話があるので、最低2人は子供がいると言えます。

子供がいるとなるとちょっと子供に説明しにくいですが(笑)、幼稚園でよく園児に説明されている七夕劇はこんな感じです↓
七夕劇の台本で保育園の職員向けのものが知りたい!参考動画まとめ

 

七夕の日の雨は織姫のうれし涙である。

◎会えた喜びで雨が降り、水かさが増した川を渡らせるためにカササギが来て橋になる、

◎雨が降るとカササギは橋を渡すことができない、曇るのは2人が周りに見られないように隠れている

などの天候に関わるお話です。

七夕は農業と密接に関わっており、農耕のお祭りがほとんどです。

雨が降るように願った農家の思いから、うれし涙の伝説が生まれたかも知れません。

 

織姫の乗る月の船

七夕は、もとは旧暦の行事であり、月の満ち欠けと密接な関係がありました。

旧暦の7月7日は、半月か半月より少し細めの月を夕方空の彼方に見つけることが出来ました。

その船のカタチに似た月が西から東へゆっくりと動く様を見て、昔の人は織姫の星から彦星へと月がゆっくり動き、さながら「織姫が月の船に乗り天の川をわたっているようだ」と言ったのかも知れません。

 

まとめ

七夕伝説には様々な話があるので、いろいろな話を子供にしてあげても楽しいかも知れませんね!

七夕と一緒に他にも国があって、こっちの国ではこんな話だよ、なんて話してあげると子供たちも興味を持って聞いてくれるでしょう。

ぜひ七夕が近づいたら、織姫と彦星のロマンスだけでなく、他の国のことも織り交ぜて話してみてはいかがでしょうか?

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