何かと物議をかもしている、「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」が凱旋スペシャルで放送されますね!
あれってね、そもそも日本にいた魚だけを保護して、外来種は捕獲しちゃうんですけど、その外来種だって、人間がペットにして飼いきれないから近くの池に話しちゃったってことですよね…
なんか、観ていてモヤっとするので、気になる点を調べてみました!
池の水全部抜くのはいいとしても、その後はどうなる?
池の水を全部抜いて、
◎池の水をキレイに、
◎ヘドロを取り除く
◎池の水質をよくする
ことが本来の番組の目的だったように思うのですが、放送の回を重ねるごとに
△外来種をとにかく捕獲して、駆除
△日本固有の在来種は貴重!保護する!
って、目的が変わってきちゃっている気がします。
池の水全部抜くも個人的には「水を抜く業者の超技術!最新マシーン!」みたいなのがめちゃくちゃ好きで外来生物とか歴史的な瓦とかはあくまでオマケだと思ってたら、そっちがメインになっちゃったもんな…
— 健朗 (@ken_rou) June 2, 2019
池の水全部抜くって最初スゲー面白いと思って見てたんだけど、これは外来種!排除!みたいなのが段々と心に負担になってきて見なくなってしまったな
— イェーイめっちゃ君 (@loco2kit) March 24, 2019
池の水抜き作戦で捕獲された外来種の処分方法
番組では、何種類かの外来種については、
・大学の研究所に寄付
・動物園で新しい生活を
など、一部の動物については、捕獲後のその後を語ることもありますが、大量に捕獲された「その他の外来種」については、何の報告もありません。
その大部分は、殺処分されて、産業廃棄物として処理されてるようです。
池の水ぜんぶ抜くとかわいそうなのはそこに住んでいた生き物たち
池の水を全部抜いている作業中に、保護された貴重な生き物以外は、ずいぶんと雑に扱われており、稚魚や、小魚は適当なケースに入れられ、どうも死んでしまっているんじゃないかな?と思われます。
魚に空気を送るための装置もなく、炎天下の日にプラスチックケースに放置されてたら…死んじゃいますよね。
池の水ぜんぶ抜いた後は、どうやって水を戻す?
そもそも、池の水ですから、かなり大量ですよね。
池から抜き取った水は、用水路や川、下水道などに流され、最終的には海に流れていきます。
その際に、雨水桝(うすいます)というもので、ごみは取り除いています。
池に戻す水は水道水を利用し、2~3日放置してカルキを抜いた後、保護していた魚を放流する手順で行われているよう。
池の水ぜんぶ抜く作戦で吸い上げて出た大量のヘドロはどこにいく?
池の水を吸い上げて全部なくした後に現れる、大量のヘドロ。
どうやって処分するかというと、産業廃棄物として、業者に依頼して、お金を払って処分するんですね。
じゃあ、そのヘドロを回収した業者がどうやって処分するのか?
大量に発生する汚泥は、「脱水」「乾燥」「焼却」などの処理方法によって減量・減容化され、リサイクルに適しているものは、「発酵」による堆肥化や「固形化」による再生砕石にリサイクルされます。重金属等が含有しているなど、リサイクルに適さないものは、「焼却」「溶融」「固形」など含有物が溶出しないよう処理されたうえで、最終処分(埋立)されます。
こちらの↑業者さんのサイトによりますと、たい肥や、肥料として利用することもあるとのこと。
まとめ
池の水全部抜く大作戦!が、一概にいいとか、悪いとか言えないですが、個人で出来ることは、
◎ペットとして購入し、飼育している動物を大切にすること。
◎大きくなった、もういらない、引っ越すから、理由で池や川、沼に捨てに行かないこと
◎当然ながら、ごみを池などに捨てないこと
これにつきますね。
身勝手な人間の行動で、処分される外来種、かわいそうです。。。