子育ては大変ということは、漠然と知っている人は多いです。
充分な睡眠時間がとれなくなること。
生活が子どものペースになり、自分の時間が取れなくなること。
ドラマや漫画などで「子育てって大変だなぁ」と感じる人も多いでしょう。
私も漠然と大変さは覚悟していました。しかし、本当に漠然。「えっ!こんなに大変なの?」と予想外のことや意外な大変さにびっくりする毎日です。
「こんなこともあるんだ」と少しでも参考になれば嬉しいです。
・産後の痛みは予想外
陣痛や出産の痛みは心構えができていますが、産後のおっぱいや下半身の痛みは全く想定外でした。
私の場合、2~3日は歩くこともままならず、排尿時には激痛。そして、後陣痛と呼ばれる下腹部の痛み。それに加え、最初は授乳がうまくできないためおっぱいが張り、痛くて眠れないほど。そんななかで慣れない赤ちゃんのお世話が始まるのです。
・かなり洗濯が増える
首も座らないうちは、赤ちゃんはほとんど寝転んで過ごします。
しかし、ミルクを飲めばうまく飲み込めずに吐いてしまったり、便をすれば洋服まで汚してしまったり…。
おむつを開けるとびっくり!背中までもれてる(;´Д`)!!!なんてこともしょっちゅう。
とにかく洗濯が増えます。3.4枚で大丈夫だろうと考えていた肌着やロンパースも、急いで買い足しました。離乳食が始まれば、さらに食べ物で洋服が汚れてしまったりととにかく洗濯機はフル回転です。
・近くの買い物も一苦労
休みの日にでかけるとなると、まるで旅行のように荷物を準備しなければいけません。
特に私は完全ミルク育児だったために、さらに荷物が増えます。粉ミルクに哺乳瓶、お湯も準備しなければいけません。
もちろん、何かあった時の着替えも入れて、大きなマザーズバッグはパンパンです。最近では、ショッピングモールなどはミルク用に給湯器が設置されているところも増えてきました。事前に確認をしておけば、お湯を持っていかなくて済むだけでもかなり助かります。
・赤ちゃんて軽いようで、とにかく重たい
産まれたばかりの赤ちゃんは、約3キロと今思うと軽いです。
しかし、全身に自分で力を入れることができないため、ずっとだっこしているとかなり重いのです。子泣き爺みたい・・・
生後4ヶ月頃には、約6キロまで順調に成長してくれました。しかし、まだおもちゃにもテレビにも興味はあまり示さなかったために、ずっとだっこ紐でおんぶ。
おんぶをしながら、洗濯や料理などの家事をします。これがかなり大変でした。
生後5ヶ月を迎える頃には、ようやくテレビやおもちゃに興味が出て、ひとりで遊んでくれるようになりました。
また、腰が座ってきたために体重は重くなるものの、だっこは楽になってくるのです。
・とにかく動く、追いかける
寝返り、ハイハイができるようになれば、動くことが嬉しくてたまりません。
着替えやオムツ替えはその分とても大変になります。ハイハイで逃げる子どもを追いかけ、必死でオムツ替えや着替えをします。
ウンチをしているようならもうてんやわんやです。
また、大人が思ってもいないものに興味を持ちます。紙袋や書類、空箱、スリッパ。ありとあらゆるものを口に入れてしまいます。
そのため、急いで家の片付けに追われました。
思いのほか動くことができるので、ベビーガードを乗り越えてベッドやソファから落下してしまったこともありました。
・タイトな予防接種スケジュール生後2ヶ月を過ぎると、早速予防接種が始まります。
月に1度か2度のペースで予防接種の予定が入ります。しかも、一度に3.4本注射を打つときもあります。泣きわめく我が子を押さえつけることは、とてもつらいものでした。
・頻繁な風邪ひき
予防接種のスケジュールの合間に、子どもは頻繁に風邪をひいてしまいます。
咳や鼻水、鼻づまりがしんどければ夜も眠れず、こちらも抱っこをして座ったまま一晩過ごすということも。
また、熱や咳が出ていなくても、すぐに下痢や嘔吐をしてしまいます。子どもが初めて風邪をひいたときは、お腹の風邪で嘔吐の症状でした。出先のスーパーで何度も嘔吐してしまい、はじめてのことなので、こちらもパニック。スタッフのかたに清掃をお願いしたり、近くの小児科まで付き添ってもらいました。
夜中にも救急で病院へ駆け込みました。たかが風邪ひきでかなり大変になります。
一年子育てを経験し、上記は特に印象に残った大変なことです。
しかし、はっきり言ってしまえばもう毎日が大変です。
朝起きて離乳食の準備からお散歩。
とにかくどうやって一日過ごそうか。
買い物に行くためにチャイルドシートに乗せることも、荷物を運ぶことも大変。
昼の離乳食が済めば、あっという間に夜の離乳食の時間がやってきます。
合間に家事をすれば、すぐに夜。
一日は早くとも、一ヶ月は非常に長いのです。
子どもが大きくなるにつれて、大変なことも増えたり質が変わってくると思います。
それでも日が過ぎれば、それも大切な成長の思い出の一部になっているのです。
家族が増え、生活が「大」きく「変」わっているのですから、大変で当たり前なのです。